NASH
(nonalcoholic steatohepatitis)
毛利クリニック
院長 毛利康茂

 慢性の肝臓病の中で、生活習慣病のひとつに、NASHという病気があります。
肝臓病の原因は肝炎ウイルスによる場合が多いのですが、肝炎ウイルス検査を行っても陰性で、アルコールを飲まないのに肝機能が悪い方が増えました。
 自覚症状に乏しく、超音波検査で脂肪肝を認めた方の10%ぐらいに肝機能の異常が見られます。この様な方の肝臓を組織検査すると、アルコール性肝炎に非常によく似た所見を示します。これを非アルコール性肝炎(NASH)と言い、進行すると肝硬変になり、肝がんを合併することもあります。
 肝硬変に進行する危険因子として、次のものがあります。

  @ 45歳以上

  A BMIが30以上

  B 2型糖尿病の合併

NASHの9割の方に肥満を認めます。肥満のある方は、2〜3kg/月の減量をしましょう。
生活習慣を改善し、早期に治療することが大切です。
もしあなたが肝臓が悪いと言われたら、一度専門家のところで調べてください。

平成21年6月