変形性膝関節症とは? 加齢、肥満、けがなどにより関節の軟骨が磨り減り、さらに骨が変形し痛みを生じる病気です。中高年の女性に多く発症します。
どんな症状? 初期は立ち上がり、歩き始めなどに膝のこわばりや軽い痛みを感じます。進行してくると歩行時や階段昇降時に強い痛みが出現し、日常生活に不便を感じるようになります。痛みは関節の内側にあることが多いです。関節に水が溜まって膝が腫れたり、膝が変形してО脚になることもあります。また伸びない、曲がらないといった可動域制限がでることもあります。 治療は? 保存的治療 日常生活指導 ・正座、長時間歩行、階段昇降など強い痛みを生じる動作はなるべく控えて無理をしない。 ・散歩など適度な運動を心掛ける。 ・杖などを使用して膝にかかる負担を軽くする。 ・ダイエットして体重を減らす。 薬物療法 ・消炎鎮痛剤の内服 ・外用薬(湿布や塗り薬)の使用 ・ヒアルロン酸の関節内注射 理学療法 ・温熱療法(ホットパックや電気治療など) ・運動療法(太腿の筋肉の強化) ・装具療法(足底装具) 外科的治療(保存的治療では効果が不十分な場合) 関節鏡視下手術
・内視鏡での手術で病期が進行している場合は適応にならないことが多い 骨切り術 ・自分の骨を切除し変形を矯正して症状を和らげる 人工関節置換術 ・病期が進行した関節の変形が著しい場合に適応となる。耐用年数が問題となるので、比較的高齢の方が適応
以上簡単に変形性膝関節症について述べてみました。ひどくなるまで我慢してから受診するよりも、症状が軽いうちに治療を始めた方が症状は速やかに落ち着きます。お膝の痛みが気になる方は一度整形外科専門医を受診されてはいかがでしょうか?
平成21年4月
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