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国は、財政が厳しく、医療にお金を出す余裕はないとして、患者さんの自己負担をどんどん引き上げてきました。さらに、2008年4月には、70歳から74歳までのお年寄りの自己負担引き上げ(1割→2割)が予定されていますし、医療費の一定額までを全額自己負担(保険免責制)にする案も浮上しています。
自己負担の増加は国民の皆さんの家計を確実に圧迫します。とくに経済的に余裕がない低所得者や年金生活者は、病気になっても気軽に医療機関にかかることができなくなります。
「国民皆保険」「フリーアクセス」「現物給付」という3本柱に支えられ、世界でも類を見ないほど平等で公平な医療保険制度を実現してきた日本ですが、その屋台骨が今、大きく揺らいでいます。
お金がなければ、医療機関に行けない―。格差社会が問題になっていますが、医療の世界も「所得格差イコール医療格差」という実態になっているのです。このままでいいはずがありません。
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