小郡三井医師会理事会 Jan. 6. 2009  No.243

会員の皆様に理事会の活動を毎月1のつく日にお知らせしております。
皆様のパソコンでご覧になった時の不都合や内容に対する要望などありましたら医師会事務局までお申し付け下さい。


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廣瀬担当理事コーナー(広報)

 丑 年 特 集

丑年の先生方に新年のお気持ちをうかがってみました。
今回ご寄稿いただいた先生方の他にも年男の先生が4名いらっしゃいます。
ますます御健康でご活躍のほど、お祈りいたします。
 




林整形外科 林 晃一
 

 論語 子曰 六十而耳順

 子いわく「六十歳で人の言うことを逆らわないで聴けるようになり、」と今まで訓えられて来ましたが、私は人間の生理的な状態から考えてみると、どうしても理解し難いものがあります。
 私は六十に近くなってから耳が鳴り始まり、小さい声が聞こえにくくなり、ますます耳が不順であります。しかも脳動脈硬化が進んでいるせいかもしれませんか、頭が頑固で融通が効きにくくなり、人の言うことを素直に聴ける状態とは言えません。些細なことで頭が切れそうなときもしばしばありました。唯一、勉強会、講演会に出て「耳学問」といいまして、右の耳から入って左の耳から出てゆく何も残していなかった、風通しが非常に順暢といえます。
 だから、私はこういうふうに解釈して、「六十歳になったら、自分の体の限界を知り、人と争わないで、人の言うことも耳を傾き聴いてあげるようになれ、そして、どんなことを聞いても驚かない、平常心で居るように」と自戒しています。
 丑年、私は六十回目の新年を迎え、昔は六十年を一「甲子」といい、初心に戻して再出発(リセット?)しないといけない年であります。次の六十年を迎えることはたぶんないと思いますが、体が確実に老化してゆくことは自然の法則であり、自然に逆らわずに牛歩で厚重の人生を歩んでいきたいものです。


柴田メンタルクリニック 柴田 史朗

 カーン暦

 東京市世田谷村赤堤役場歴史資料によると、戦前まで、毎週日曜の昼からNHK還暦審査会という会合があり、還暦を迎えた村民の人生グレイドを決定していたとのことである。因みに、そのクライテリアを私にあてはめると、カーンの鐘ひとつ。努力の跡がまったく認められない、との評価であった。思えば、これまで嫌な事は一切合切したことが無かったなあ、と反省した。
 尿中にグレイドWの悪性細胞がでたのは、2年ほど前のことで、腎盂尿管ガンの御旗のもと、硬膜外ブロックしつつ内視鏡、検査後の尿管・尿道出血、初尿時尿圧による尿道開口部付近激痛を抑えるための、顔しかめながらの、自らの為すチンチン先端部背側包皮強力摘まみ尿道狭窄法による痛み軽減法を経て、禁煙に至る。喫煙とかなりの相関関係にある、との巷の脅しに屈服した結果であった。今は愛煙家として少量のキセルを楽しんでいる。
 命が助かればいいやんね、との医療の怠慢が、患者さんの苦痛に対し、無神経であった時代はとっくの昔に去ったはずであった。ファイバーの口径を半分に減らす事などたわいも無い事だと思うのが世間の常識で、私は口をへの字に曲げつつ、医者は常識に欠けるもんな、と言わざるを得ない。けれども、H病院のH先生には感謝しております。それにしても、痛みといい、尿管カテーテルを抜くときのバックリあいた穴あきパンツを履くときの(私は男ですよ)情けない気持ちは、皆には味わって欲しくない。が、しかし、出産に比べれば蚊に刺された程度のことではある、きっと。
 昨年は大事な人を6人と15歳の、←(この句点がないと淫行罪で新聞に載りかねない)愛人よりも大切な愛犬を失った。大事な人の若さベスト3は、従兄弟52歳、高田博行先生55歳、中村興睿先生64歳だった。還暦まで生きるのは大変な事なのだな、と初めて実感した年であった。父親がパンをのどに詰まらせて天国か地獄に旅立ったのは59歳と4ヶ月目のことだった。よく仕事をし、よく女性に惚れる人だった。小学校時代から、父親の浮気の仲裁をしていたことが今の仕事に役立っている。何事も経験である。
晩秋のある日、女房と犬2頭で宝珠川を散歩していた。イチョウの落ち葉が生き生きとキラキラ朝日に輝いていた。濡れ落ち葉になる前は皆、輝いていたのだな、と思うと、その輝きを女房に貯金できたか否かで、男の老後が決まる、などとバカなことを考えてしまった。

金色の小さき鳥のかたちして いてふ散るなり夕日の丘に


本間病院 本間 五郎

新年おめでとうございます。
昨年は相変わらずやるせ無いニュースが続きましたが一方では北京オリンピックの「上野の413球」をはじめとした感動の数々や4人の日本人が一度にノーベル賞を受賞するなど明るい話題もありました。
 何かと混沌とした世の中ですが、昨年の嫌な事は胸にしまって先を見据えながら牛歩でもいいので進んでいきたいと思っています。
本年もよろしくお願い申し上げます



古川医院 古川 哲也

今年の抱負

 五十を目前に気がかりの一つが、めっきり衰えた体力です。実は一年前から水泳を始めました。普段の運動不足解消にと、週三回程度はプールに行くように心がけています。
 それまでは全く我流の泳法だったので、途中からはいろいろな本やDVDを買い込んで、水泳も奥が深いものだなと感心しながら、技術を磨くことを結構楽しんでいます。
 それでもやはり思うように早くは泳げませんし、続けて泳げるのもせいぜい五十メートル止まり。百メートル二百メートルを一気に泳ぐなどは到底無理で、煙草も吸いながらでは結局こんなものかなと諦めかけていました。

 ここに定期的にうちを受診してくれる七十七歳のお婆さんがいます。
 いろいろ話しているうちに、彼女も水泳をしているということを知りました。最初こそ高をくくって、「感心ですね、ずっと続けて下さい」といった話の流れだったのですが、よくよく聞いてみるとそのお婆さん、毎日二千メートルから三千メートルを泳いでいるとのこと。
「学生時代に水泳選手だったんですか?」
「いえいえ、水泳を始めたのは八年前で、最初は殆ど泳げなかったのですよ」

 元々、元旦に一年の計を立てるような習慣などなかったので、今回この原稿依頼を受けて、正直困ってしまいました。そこで、上の話です。
 そして今年の抱負。
 くだんのお婆さんが八年で二千メートルですから、今年中に三百メートルを泳げるようになること。それと、いい機会なので、禁煙。
 ただ、もし僕が新年会で煙草を吸っていても責めないで下さい。決して決意を放棄したわけではなく、いずれの目標も今年中に成し遂げるという話ですから。
 そしてもう一つの壮大な夢、こちらの方は黙って胸に秘めておくことにします。



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社団法人小郡三井医師会 理事会

会 長
丸山 泉
副会長
廣瀬真惠
理 事
永田正和
島田昇二郎
福冨稔明
松行眞門
毛利康茂
名取一幸

監 事
松隈孝則
山下拓郎

特命委員
蒲池 壽

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社団法人小郡三井医師会 
     ホームページ http://www.ogorimii-med.net/
         事務局  ishikai@bun.bbiq.jp

松尾武俊
西 奈々

編集(広報担当理事)  廣瀬真惠 
     (事務局担当)   西  奈