皆さん、生活習慣病指導管理料は算定されていますか?
柳 純二 2002/04/09 (火)
19:01 [No.143] 返信(引用して返信)
皆さん、高血圧症、糖尿病、高脂血症の患者さんに対して生活習慣病指導管理料は算定されていますか?
小院では4月から積極的に生活習慣病指導管理料の算定を行っています。
導入に当たっては、まず下記のような案内にイラストを付けたものを患者さんに渡して読んで頂きます。
※高血圧、糖尿病、高脂血症で治療中の方(69歳までの方)へのお知らせ
「高血圧、糖尿病、高脂血症の方は、油断をすると徐々に動脈硬化などが進行し、
脳卒中や心筋梗塞などの合併症が現れてきます。これを予防するには、
病状に合わせたお薬を飲み、良い生活習慣を保ち、定期的に動脈硬化の状態などの
検査を行うことが必要です。また薬の副作用チェックのためにも定期的な検査は
必要です。しかし検査をす行うこことは費用もかかりますし、つい敬遠してしまいがちです。
高血圧、糖尿病、高脂血症の方には現在包括制の医療というものがあります。これは、
近年生活習慣病の患者さんが急速に増えてきたことに対して国が新しい制度を作った
もので、通常の出来高制の医療に比べてやや割高ですが、検査料、注射料、処方せん料
などが要らなくなります。また薬局での薬剤負担金の一部が免除されます。患者さんには
この包括制の医療を選んで頂き、積極的に検査などを受け、病状に合わせた最適の治療を
受けて頂きたいと思っております。
包括制の医療をご希望の方は随時ご相談下さい。」
読んで頂いた後に、私が直接説明を行います。このとき、治療上定期的な検査が是非必要なことを
強調します。その後に出来高制と包括制のどちらを選択しますかと尋ねますと殆どの方が
包括制を希望されます。
包括制を行っていくには、患者さんの負担に見合うだけの検査を含めた指導を行っていかねばなりません。
具体的には、私が「療養計画書」の概略を患者さんに説明した後、看護婦にさらに細かく指導をさせています。
また年間の検査計画書を現在作成中でこれも患者さんに予め渡しておき検査の予定を決めておこうと思っております。
まだ始めたばかりですが、今のところは割に抵抗無く導入が出来ているようです。
内科系の医師にとっては、生活習慣病指導管理料の算定は今後是非進めていきたいものと認識しています。
もし迷っておられる先生がおられましたら、是非算定されることをお勧め致します。
Re(1):皆さん、生活習慣病指導管理料は算定されていますか?
友清 2002/04/10 (水) 21:23
[No.148] 返信(引用して返信)
ちょっと難しいケースもありますが、出来るだけ算定する方向で進みたいと思います。
先生の作られたお知らせは本当によく練られた文章ですね。是非参考にさせて頂きます。
Re(1):皆さん、生活習慣病指導管理料は算定されていますか?
鎌谷 直人
2002/04/16 (火) 16:01 [No.151] 返信(引用して返信)
大変説得力のある文章ですね。わが病院での説明文に一部引用してもよろしいでしょうか?
ぜひ御許可をお願いしたいと思います。
Re(2):皆さん、生活習慣病指導管理料は算定されていますか?
柳 純二
2002/04/16 (火) 18:37 [No.152] 返信(引用して返信)
どうぞどうぞ。
こんなもので良かったらいくらでも利用して下さい。
光栄です。
Re(3):皆さん、生活習慣病指導管理料は算定されていますか?
鎌谷 直人 2002/04/18 (木) 13:06 [No.156] 返信(引用して返信)
> どうぞどうぞ。
> こんなもので良かったらいくらでも利用して下さい。
> 光栄です。
有難うございます。早速引用させていただきます。
患者負担が少ないこともありますよ。(1)
柳 純二 2002/04/16
(火) 18:50 [No.153] 返信(引用して返信)
(長いので2つの投稿に分けています。(2)まで続けてお読み下さい。)
生活習慣病指導管理料を算定した方が、患者負担が少ないこともあります。
下に院内処方の場合の生活習慣病指導管理料算定時と出来高算定時との
患者負担の比較例をお示しします。
A.生活習慣病指導管理料算定時(高血圧症、月に2回受診、薬剤数は6種類以下、院外処方と仮定)
1100 (生活習慣病指導管理料)
81 (再診料1回目)
74 (再診料2回目)
52×2(外来管理加算)
5 (継続管理加算)
合計 1364点
2割負担の場合・・・1364×2=2730円の負担(A2とする)
3割負担の場合・・・1364×3=4090円の負担(A3とする)
B.出来高算定時(高血圧症、月に2回受診、薬剤数は6種類以下、院外処方と仮定)
225×2(特定疾患指導料)
15×2(特定疾患処方管理加算)
81 (再診料1回目)
74 (再診料2回目)
52×2(外来管理加算)
5 (継続管理加算)
71×2(処方箋料)
合計 886点
2割負担の場合・・・ 886×2=1770円の負担(B2とする)
3割負担の場合・・・ 886×3=2660円の負担(B3とする)
(2)へ続く。
患者負担が少ないこともありますよ。(2)
柳 純二 2002/04/16
(火) 18:52 [No.154] 返信(引用して返信)
((1)からの続き。)
上記のとおり医療機関においては、A2-B2= 960円の負担増(2割負担の場合)、
あるいは、A3-B3=1430円の負担増(3割負担の場合)となりますが
調剤薬局においては「薬剤一部負担金」が生活習慣病指導管理料算定時には無料になることを考慮し、
医療機関と薬局との合計の患者負担の比較を行うと以下のようになります。
○薬剤数が1の場合: A2-B2= 960円の負担増(2割負担の場合)@
A3-B3= 1430円の負担増(3割負担の場合)A
○薬剤数が2〜3の場合: A2-B2-900= 60円の負担増(2割負担の場合)B
A3-B3-900= 530円の負担増(3割負担の場合)C
○薬剤数が4〜5の場合: A2-B2-1800= -840円の負担減(2割負担の場合)D
A3-B3-1800= -370円の負担減(3割負担の場合)E
○薬剤数が6の場合: A2-B2-3000=-2140円の負担減(2割負担の場合)F
A3-B3-3000=-1570円の負担減(3割負担の場合)G
即ち、D〜Gの場合は生活習慣病指導管理料算定の方が患者負担も少なくなります。
Bも患者負担の差は殆どありません。C程度の差であれば、検査料が無料になることを説明すれば
患者の同意は得られると思われます。
@,Aの場合が難しいです。但し、常時検査が必要なハイリスクの患者であれば対象となり得ます。
結論としては、かなりの患者さんが生活習慣病指導管理料算定の対象となり得るのではないかと考えています。
但し、院内処方の場合は、薬剤料がどの程度かまで考慮する必要があります。
皆さんのご意見をお聞かせ下さい。