口腔内アレルギーについて
石田清和 2004/02/19 (木) 13:26 [No.576] 返信(引用して返信)
本日、牡蠣を摂取後約10時間経過して、口唇および口腔内粘膜の発赤腫脹が出現し、
当院を受診された方がいました。
数日前にも牡蠣を摂取した翌日に同様の症状が出たそうです。
ただ、生での摂取ではなく、蒸し牡蠣だそうです。
口腔内アレルギー自体もあまり経験がなく、また即時型のことしか知りませんでしたので、
患者さんには抗アレルギー薬服用および牡蠣摂取を避けるように指導しました。
このような患者さんが来院された場合、どのような検査および治療を行えばよいのでしょうか?
当医師会近傍に口腔内アレルギーについて詳しい先生がいらっしゃれば、患者さんに受診を
勧めたい、と考えております。
御教示いただければ幸いです。
即時型食物アレルギーと考えます
田中 泰之 2004/02/19 (木) 22:50
[No.580] 返信(引用して返信)
1週間ぐらい前に当院でも牡蠣を食べて1-2時間後に具合が悪くなり運ばれて来た学生さんがいらっしゃいま
した。この場合主訴は腹痛・嘔吐でしたが、診察上口唇の浮腫も認めています。患者さんにお話を聞くと
以前も牡蠣を食べて同様な症状が出現したとのことで食物アレルギーと判断し補液・制吐剤および抗ヒスタ
ミン剤投与にて改善しました。資料を探したところ手持ち分では開業医の外来小児科学のp345-351が
一番詳しく載っていました。これによると
一般に食事摂取後数分から数時間以内に症状を呈するものが多く症状としては皮膚症状が最も多く掻痒、
じんま疹、血管神経性浮腫(口唇・眼瞼周囲)・・がある。その他気道症状・消化器症状(したの痺れ感・
腹痛・嘔吐・下痢)さらには全身症状としてアナフィラキシーショックが提示されています。アレルギーを
おこしやすい食品として牡蠣自体は出てこないものの甲殻魚介類がこの中に示されています。診断につい
てはIgE(RAST)が有用とされており幸いなことに当院が依頼しているSRLでは特異的IgEシングルアレルゲン
牡蠣が1月19日から検査(保険で)できるようになっていました。当院の症例は貧血にて経過観察中のであり
来月にでも測定しようかかと考えます(あわせ他の甲殻魚介類も提出予定です)。
治療は基本的に除去食療法で解除については学童期以降発症の甲殻(魚介)類はそば・ピーナッツ・フルー
ツと同様に長期除去が必要なことが多いとのコメントがあり一生食べないように指導したほうがよさそう
に思えます。なお、文献検索するとオイスターソースで症状を呈した症例が見つかりました。ソースにも
注意が必要なようです。
ありがとうございました
石田清和 2004/02/20 (金) 13:22 [No.585]
返信(引用して返信)
田中先生、どうもありがとうございました。
当院での症例は、摂取後約半日たってから症状が発現しておりましたので、
ちょっと迷っておりました。
また、アレルゲン検査については、当院が利用しているCRCでも検査可能な
ようですので、患者さんに説明の上オーダーしております。
どうもありがとうございました。
IgE(RAST)カキ貝陰性でした
田中 泰之 2004/02/25 (水) 10:38
[No.588] 返信(引用して返信)
臨床的には牡蠣食物アレルギーと考えますが、IgE(RAST)カキ(貝)は陰性でした。
石田先生はいかがでしょうか。