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インフルエンザ患者の出席停止期間
  田中 泰之 2004/03/04 (木) 11:45 [No.602] 返信引用して返信

学校保健法ではインフルエンザ罹患時出席停止の期間を解熱した後2日を経過するまでとしています。
タミフルが使用できるようになり発症日あるいは翌日に使用し投与翌日に解熱したとすると発症4日目
・5日目には出校可能となります。
Medical Ashahi2004.1月号P21には小児のタミフル投与例のウイルス排泄についての検討があり投与
終了日(4日後)には90%の症例が解熱しているたのに関わらず50%以上の症例からウイルスが検出された
(小児感染症学会2003年)との報告が載っていましたし、中外製薬に問い合わせたところ
ウイルスの排泄はタミフル投与群とプラセボ群の比較で3日目34%と29%、5日目7.4%と5.1%の排泄が
あるようです。
当院では今まで出席停止期間は学校保健法どおり解熱した後2日を経過するまでとしておりましたがイン
フルエンザ感染拡大防止のためには短すぎるように思えます。
皆様は出席停止の解除の時期はいかがしておられるでしょうか。
Re(1):インフルエンザ患者の出席停止期間
  木下昇平 2004/03/04 (木) 12:31 [No.603] 返信引用して返信
先生のご指摘のようにタミフルはウイルス排泄の期間短縮にはつながらない報告がありますが、ウイルスの
量に関しては確かに、減少するという報告があります。正確な数字は覚えていませんが。いずれにせよ先生
が危惧されている問題は小児科間でも論議はあっていますが、現時点では、解熱後2日という厚生省のとり
きめどおりで登校させている状態です。しかし、今後、見直される可能性はあると思います。
 
ありがとうございます
  田中 泰之 2004/03/04 (木) 14:10 [No.604] 返信引用して返信
木下先生ありがとうございます。
ウイルス量はやはり減少するのですか。
この問題は老人施設職員の勤務停止を学校保健法と同様に行っていたこともあり投稿しました。
新型インフルエンザが流行する前にさらにはっきりとしたエビデンスがでることを期待しております。
インフルエンザQ&Aには
  田中 泰之 2004/03/05 (金) 12:17 [No.612] 返信引用して返信
感染症情報センターインフルエンザQ&Aには下記のような記載がありました。見逃していました。
ただ、抗インフルエンザ薬の内服によって通常1-2日間短縮される根拠がはっきりしないのが残念です。

Q. 8:
インフルエンザに罹患後、どのくらいの期間学校あるいは職場を休めばよいのでしょうか?

一般的にインフルエンザウイルスに感染し、発症後3〜5日間ウイルスを排出すると言われています。
この期間に患者は感染力があるといえますが、その長さには個人差がありますし、抗インフルエンザ
薬の内服によって通常1〜2日間短縮されます。
 
いつも有用な情報を有難うございます。
  柳 純二 2004/03/05 (金) 18:26 [No.613] 返信引用して返信
田中先生、いつも有用な情報を有難うございます。
3〜5日-(マイナス)1〜2日の計算は実際には難しいですね。
計算上は1〜4日ですが、最低でも3日は休ませるべきでしょうね。
 
Re(1):いつも有用な情報を有難うございます。
  田中 泰之 2004/03/05 (金) 19:48 [No.614] 返信引用して返信
私個人としては木下先生がいわれるように最低4日間の出席停止は必要と思っております。
ただ、日本における感染症についての最大のブレイン集団である感染症情報センターの記載ですので
投稿すべきと思い投稿しております。
投稿のとき書いておりましたが、根拠が示されないことが問題です。
感染症情報センターへFAXで根拠となる文献の開示をお願いしております。
(感染症情報センターより電話があったようですが、往診で外出中で返事は聞けておりません。)
不十分な情報での投稿で申し訳ありませんでした。
 
最低4日ですね。
  柳 純二 2004/03/06 (土) 07:19 [No.615] 返信引用して返信
よく分かりました。
当面は最低4日を目安にしようと思います。
有難うございました。
 
 
 
期間短縮の根拠が確認できません
  田中 泰之 2004/03/17 (水) 21:52 [No.625] 返信引用して返信
人に対する感染実験によってタミフルのインフルエンザ感染期間の短縮の可能性を示した論文は見つかり
ましたが、臨床上感染期間の短縮を示した研究結果は見つかりませんでした。

国立感染症研究所感染症情報センターの返事ではその根拠として日本感染症学会雑誌74;1044-1060,2000が
提示されました(この論文は日本感染症学会のHPで閲覧可能)。この中でタミフル投与群が鼻・咽頭ぬぐい
液中のインフルエンザウイルス力価が低下することを示したものの、ウイルス分離例の割合についてはタ
ミフル群で軽度の低下はありますが、その期間については短縮は認められていません。
中外製薬へも文献を頼んだところ、臨床研究はありませんでしたが実験的なインフルエンザの人感染実験
での早期投与(ウイルス接種28時間後・症状有無に関係なく投与)することによりインフルエンザ排出時間
短縮(中央値が107(83-131)から58(35-59)に減少)が示された論文がありました(JAMA,1999;282:1240-1246)。
タミフルのインフルエンザ感染期間の短縮の可能性を示したものとして評価できますが、実際の臨床の現場
ではこれだけ早期に投与することは困難でさらなる研究が必要と思われました。

日本感染症学会雑誌74:1044-1060,2000 上記内容は1053-1054に記載
http://www.kansensho.or.jp/

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