「あすてらす」と「アステラス製薬」 その1
橋本 雅晶 2004/05/25 (火) 22:21 [No.713] 返信(引用して返信)
小郡三井医師会も積極的に運営に参加している小郡市総合福祉センター
「あすてらす」の件ですが山之内製薬と藤沢薬品工業が合併した新会社の名前が
「アステラス製薬」と決定したので混乱は必至の情勢です。
営業活動範囲が微妙にオーバーラップしているので、
「ついにアステラス製薬は自治体や医師会と協力して健康管理センターや
温泉・プールの運営まで始めたか・・・。」という誤解が飛び回るでしょう。
山之内製薬は欧州で、藤沢薬品工業は米国でグローバル展開をする国際優良企業です。
勝ち組同士の企業合併と言われております。
合併後は膨大な広告料で新会社名の告知をするでしょうし、
UFJ銀行が最初USJ銀行と間違えられても結局その名前は全国民に認知されたように、
アステラス製薬の名前は全国にその名をとどろかすことでしょう。
今後のシナリオは2つ
1)全く気にしない。ひらがなとカタカナ。ロゴマークの字体・配色を変え、
独自性を出す。そもそもこっちに先着権がある。
| 2)相手は巨大企業。名前負けするので大至急改名する。しかしもう時間切れ。 金も無し。 実際問題としては、1)のシナリオでしょうが第3のシナリオもあります。 3)ファイザーによるファルマシアの吸収合併に端を発した業界再編の嵐は 内外に波及。外資主導で国内の中小製薬会社は次々と3−4のグループに再編された。 中小製薬会社を吸収したアステラス製薬は大手某社と合併するに当たり、 改名を余儀なくされた。 アステラス・あすてらす・明日照らす・今日照らす・・・・なんでもいいから 関連した類似名称は商標登録していたら良かったかも。「阪神優勝」以来 世の中の流れが変わりましたね。 それにしても国内のさまざまな業種で再編や合併が起こり、国際競争力をつけた 筋肉質の企業が生まれ、発展することは国益にかなうことだと思います。 山之内家と藤沢家の益々のご発展をお祈りいたします。 |
| 山之内と藤沢 合併契約に調印 「アステラス」製薬に 山之内製薬と藤沢薬品工業は24日、合併契約に正式調印し、 来年4月に発足する新会社の社名を「アステラス製薬」とすると発表した。 アステラスとはラテン語で「星」を意味する「ステラ」と「明日を照らす」 という日本語をかけ合わせた造語。研究開発など具体的な経営戦略や コスト削減などの相乗効果については、今年11月をめどに発表する方針だ。 以下略 |
| ほんとうに紛らわしいですね。一応市の担当者には伝えておきます。 |
| 毎日新聞社発行の「エコノミスト」誌の2004/07/20号に「日本買い 加速 株式交換の衝撃」 という特集記事が載っていましたので医薬品業界に限定して一部を紹介いたします。 昨年、財務体質が良好(キャッシュリッチ)で企業業績の伸びが今ひとつの、聞いたこともないような 上場企業が外資系企業(スティールパートナーズ)に敵対的買収を仕掛けられましたが、 日本企業側は10%の高配当利回りを提示して自社株を吊り上げ、かろうじて難を逃れました。 このように中小の上場企業を買収するにも巨額の買収資金と多大なる労力を必要とするのですが、 株式交換による企業買収を外国企業に解禁する商法改正が、2005年通常国会に提出され、 早ければ06年にも施行されます。買収に現金が要らず、株主総会での議決さえあれば株式が交換され 優良企業であっても時価総額(株価x発行済み株式数)の大きい外国企業に飲み込まれてしまいます。 日本の国家財政が破綻して日本国債のバブルが弾ければ超インフレと引き換えにアメリカは 超円安ドル高を容認するでしょう。すると日米の企業間の時価総額格差はさらに乖離し、 日本の多くの優良企業は外資系企業にのっとられる事になります。 既に日本は政治的には欧米の属国ですが、ついに経済的にも日本は欧米の属国となるのでしょうか。 |
| 05年4月、山之内と藤沢は合併し、社名「アステラス製薬」として再スタートする。 04年2月の両社の合併会見で,青木初男・藤沢社長は「海外の製薬会社の日本支社になることは 当社の望むところでない。」と強調した。 両社の合併は、米最大手製薬会社ファイザーが、日本でのシェア拡大を目指し、M&Aを (企業の合併買収)積極化する方針であることが決め手となったといわれている。 藤沢の買収を狙っていたとされる米ファイザーは,00年に米ワーナー・ランバートを敵対的買収、 03年4月にも同じく米ファルマシアを買収するなど、積極的なM&Aで事業領域や時価総額を 拡大してきた。山之内・藤沢の6月末時点での合算時価総額は約2兆3600億円となるが、 米ファイザーのそれは約28兆3000億にのぼる。 つまり山之内と藤沢の合併は、ファイザーに飲み込まれることを恐れてのことである。 (中略)この差の存在が今の日本企業を怯えさせている。 |
| 国内の時価総額トップは武田薬品工業である。予定されている山之内製薬と藤沢薬品工業の 合併新会社でも、水準はその約半分にすぎない。ただ、国内では圧倒的な武田の時価総額も、 世界最大手ファイザーとの比較では約7分の1だ。実際、世界の医薬品売り上げランキングでも、 武田はベストテンにもいっていない。(中略)医薬品業界で規模拡大の必要性が唱えられる 背景には、膨れ上がる研究開発費への対応が挙げられる。グローバル企業として戦うための 最低限の研究開発費は1000億円程度とされているが、国内でその基準を満たすのは 一握りに過ぎない。これまで大正製薬と田辺製薬、帝人と杏林製薬の統合が相次いで見送りと なっていたが、2月には山之内と藤沢が合併合意、これも研究開発費への対応が迫られた 結果といえよう。ファイザーの研究開発費は優に5000億円を超える規模であり、今後も更なる 再編の動きは不可欠であろう。 |