桐一葉 落ちて天下の 秋を知る
橋本 雅晶 2005/10/20 (木) 08:24 [No.1049] 返信(引用して返信)
昨日厚生労働省が医療改革試案を発表いたしました。
「診療報酬総額が何パーセント削られようと動揺するまい。そのルールを受け入れるのみだ。
その範囲内でがんばるのみ。」と自分に言い聞くかせていましたが、
試案の内容は私の覚悟を超越したものです。
保険免責制の創設 ・ 低所得者を除き外来診療費でかかった医療費のうち、受診一回ごとに
一定額(1000円または500円)までは自己負担とする。
処方箋のみ取りに来た患者さんで医療費が2000円、自己負担比率1割の場合で
窓口での支払いがどう変化するかを検証しましょう。
1)免責額が1000円の場合:従来は200円。今後は1100円(残金1000円の1割100円を1000円に加算)
2)免責額が500円の場合:従来は200円。今後は650円(残金1500円の1割150円を500円に加算)
紙切れ1枚をとりにいくだけで1100円を医療機関の窓口に支払い、
さらに調剤薬局で薬代等を支払ってまでも受診したいという
モチベーションが患者さんにおこるでしょうか。
| 桐一葉落ちて天下の秋を知る この句は単純に秋の尾訪れを桐の葉に託した心象風景を詠んだものではありません。 明治の文豪で、シェイクスピアの翻訳と近松門左衛門の研究で知られる坪内逍遥が 歌舞伎のために書いた新作戯曲『桐一葉』で有名になった句です。 『桐一葉』は関が原の戦いに敗れた大阪方の忠臣、片桐且元が知略に長けた徳川家康の陰謀から 豊臣家を守るために奔走しますが,政敵にその活躍ぶりを咎められ、陰謀に嵌められ、ついには 大坂城から自ら去り行く事を決意する際に出てくる有名なフレーズです。 桐は太閤桐という名で豊臣家の家紋になっていますし、片桐という自らの名にあるもので その縁の桐が枯れて落ちる姿を見たときに主君の家と自分の行く末、時代の趨勢を感じたことを この句の中に込め、一時代が終わったことを17文字で表現したのです。 |