平成14年度第1回各医師会医療情報担当理事者会 抄録

△と き 平成14年7月16日(火)16:00             
△ところ 福岡県医師会 会議室

1.開会     

2.会長挨拶
○関原会長が他の公務で不在の為、横倉副会長が代行し座長にも選出された。日医は医師会の広報、情報活動を戦略的に行う考えで情報広報センターの設置を進めている。県医師会でも1400名の会員にメーリングリストで迅速な情報提供をしているが、情報を共有する事が医師会の団結にも繋がるので、さらにメーリングリストの会員を増やし進めていきたい。また新県医師会館内にも情報センターを設置し、中央との連携をとって行きたいので、先生方の協力をお願いしたい。

3.座長選出   
横倉義武副会長を選出

4.報告事項  
1)都道府県医師会情報システム担当理事連絡協議会について(資料 1)  
(1)平成14年度情報化推進策   
○陣内常任理事    
・本年度の情報化推進の目標 → 日本医師会会員の情報化とネットワーク化の推進  
都道府県医師会、各郡市区医師会のネットワーク化は完了し、全会員に対するネットワーク化を構築したい。    
・日医ホームページ関係 → 会員のホームページ開設への素材提供。    
・JMAメール配信サービスを9月から開始予定     
 → 会員への積極的情報提供と情報共有を目的として、日医HPの新規、更新したコンテンツ情報等を会員へ直接Eメールにて送付。 HP上で希望する会員が登録。   
・全医師会メール配信システムを検討中    
・地域医療情報ネットワーク運営実例を参考として紹介。    
・患者・国民向けに情報の体制整備。  

※協議事項   
○JMAメール配信サービスを9月から開始予定であるが、HP上で希望する会員が登録するもので、なかなか手間がかかるので、県医師会からメールニューズ配信をしている会員の先生のデータを日医に提供したい。どうしても配信不要の方は、メールニューズ配信サービスで確認をとる(意思の確認)。   
委員会では承認を得ているが。    
→ 県医師会メールニューズ配信登録者を日医のJMAメール配信サービスに登録をする。
○県医師会メールニューズ配信登録者数がまだ20%なので、地域の会員へ積極的に登録をお願いしていただきたい。  

(2)ORCAプロジェクトの進捗状況
・最近の経緯  
 → 名称を「日医標準レセプトソフト」とする。     
本試験運用の終了(2月28日)並びにオープンソース化。本運用開始(4月1日)。    
「日医総研日医IT認定制度」開始
※ソフトウエアは進化し、印刷機能も良くなってきている。
・ソフトウエアの名称について  
 → 商標登録が既にある → ORCAはプロジェクトの名称、愛称として使用
・公開メーリングリストについて  
 → orca-users、orca-tec、orca-dev、orca-announce HP公開中
・労災対応ソフトは完成し、現在検証中(7月末提供予定)
・自賠責への対応は、労災検証終了後機能追加予定  
 → 労災での検証が終わってからの機能追加の予定    
・医薬品併用禁忌データベースは公開済み(6月19日公開)     
 → 病名と薬の飲み合わせのではない。        
相手薬剤が禁忌として特定していないケース、禁忌となる相手薬剤がカテゴリー・グループで記述されているものが見逃されやすい    
・認定事業について     
 → ベンダーの健全な育成の為        
認定システム主任者・・・NW、セキュリティーの責任者        
認定インストラクター・・医療機関に操作を教える役割        
サポート事業所・・・・・2名以上の個人を雇用している事業所        
9割の合格率
※この認定がないとビジネスが出来ない訳ではない。    
・地方公費対応について     
 → 県単公費を対象に作成中。7月末からHP上で公開予定。 細かい見えない部分の検証をお願いしたい。 メンテナンスはなるべく地域でお願いしたい。都道府県でORCAソフト本体をいじらないといけないものは対応する。    
・稼動状況について     
 → 今年度の目標は100医療機関。        
今年いっぱい進化をさせたい。 4月からのORCA導入は現在20機関(7月12日現在)
導入予定65医療機関。 導入検討中75医療機関。    
・介護保険対応について
  → 介護保険については、来年の改定にむけてソフトの大幅改定を予定。来年度介護報酬の改定があるので、オープンソースに移植し、改定予定。主治医意見書の改定に合わせて対応予定。    
・電子カルテ開発キット(SDK:Software Development Kit)について     
 → 今年秋を目途に開発中。プログラマー向け。評価版が完成。入院機能ソフトについては、今秋より試験運用を予定。(10月から)    
・認証局への取組みについて     
 → 医療分野のIT化、NW化が進むとNW上の危険性が発生する。NW上で相手が見えない。患者情報を扱うため。侵略行為防止のため。解決策としてPKI(公開暗号鍵)構築。資格・組織を整理するために「認証」(個人特定)と「認定」(資格)を区別。認定権は地域医師会がもつ。    
○協議会での質問
・厚生労働省グランドデザインと日医のネットワークとの整合性      
・ORCAのセットアップの問題      
・ORCAの開発企業や要因数の公開      
・なぜLinuxなのか

5.目的事項       
1)アンケート調査について     (資料 2)
(1)情報伝達に関するアンケート調査  
○本年4月のアンケート調査の集計結果の報告
調査の目的 → 県医師会からの各医師会で会員へどのように伝達されているか、情報伝達の即時性がどの程度なのかの調査。
結果 → 文書による配布が96%、FAXによる配布が88%。県医ニュースの取扱い42%が文書、FAXで伝達
・情報は何らかの形で会員に伝達されているが、医師会によって頻度、時間的な即時性にばらつきがある。
・伝達される情報は必ずしも理事会を通していない。
・県医ニュースは伝達ルートが複数あるので、医師会により対応がばらばらである。
・今後の課題として、情報を再度整理して伝達方法を考えないといけない。情報の流し方を考え、より効果的かを考える。会員へ情報が正確に伝わっているかの把握の方法を考えていただきたい。   
○小郡三井医師会では、通知文をHP上で公開されているとのことですが、何かご苦労されたことは。    
・100%に近づける努力。メールアドレス、PCを持っていない会員が5医療機関あったが、現在2医療機関である。メールに返信を求めた。(グループ分け)毎回返信を求めたわけでない。一つの取組みとして行った。積極的になるべくFAXを使わないようにしている。   
○大川三潴医師会     
普及率がA会員100%で、アドレスも全員が持っている。H12年の地域医療情報化推進事業の補助金を利用したもので全員にPCを買っていただいた。100%PCを設置、メールアドレスを持つことが情報化には必須である。

(2)医療情報等に関するアンケート調査
・昨年実施した調査の同じ内容のもの。回答状況。

2)福岡県医師会サーバアクセスに関するパスワードについて
・日医が会員全員へパスワードを発行しているので、福岡県医師会も従来HPの閲覧のためのアカウント申請をお願いしていたが、今度日医のアカウントでも県医HPの会員専用の閲覧が出来るようにしたので、会員への周知をお願いしたい。

3)郡市医師会役員、県医役員メーリングリストについて(資料 3)
・県医役員と郡市医師会役員のメーリングリスト(ML)、担当理事毎のMLを作成したので、医療の変革が非常に厳しい時なので、このMLを活用いただき意見、質問等に利用していただきたい。現在利用状況が悪いので。

4)平成14年花粉情報について(資料 4)
・県医HPに毎年掲載している福岡県、九州各県の花粉情報、i−modeにも対応している。表はアクセス情報である。一日平均110件。 ・花粉情報、感染症情報に関しては、一般に公開している。

○久留米医師会
・MLは担当以外のところにMLを入れても受け付けるのか。  
→ 担当理事しか受け付けない。  
→ このMLの他に作って欲しいものがありましたら、事務局で対応する。

5)オンラインレセプトコンピュータ(ORCA)について(資料 5)
(1)郡市医師会の状況について
○北九州市医師会(小倉医師会 宇野 卓也先生) ・ベンダーとして技術系のサポートをしてもらっているスマイルゾーン、MTジャパン、医療事務系のサポートは(株)コモサ。
(以下スライドにて説明)
・本試験運用の医療機関に応募、福岡市医師会2医療機関、柳川山門医師会1医療機関とともに4医療機関が指定を受けた。ただ、サポート業者が中々見つからなかった。ラベルエポックにインストールを依頼。
・小倉医師会、ベンダーの協力を得て、独自に検証作業をした。
・富士通HOPEと並行して運用テストを開始した。標準構成で運用。
・ノート型パソコンとタワー型パソコンを無線LANで接続。ノート型パソコンはどこでも医療事務の運用が可能である。
・医療業務は富士通HOPEで継続使用し、同時にORCAのシステムを検証した。
・ORCAは新規のシステムなので医療事務系のサポート要員を養成する必要がある。
・ORCAの検証、改善点の提案、導入希望医療機関へのサポート業者紹介。馴染みのあるシステムではないので。
・ORCAの北九州市における説明会を開催。→ ORCAを知っていただくため。
・ORCAの信頼度の検証作業。入力、出力、自動算定機能等。
・総合評価は、3点(5点評価で)。進歩速度は速いのでは。
・メディコムは、390万、ORCAは260万程度。格段に安いものではない。サポート料金が発生する。従来型のレセコンより100万程度安い。
・レセコンユーザー(ニーズ)の多様化。
○福岡市医師会(入江 尚理事) ・福岡市医師会2医療機関の内、1医療機関で運用。
(業者説明)
・ORCAのインストールされているマシンから、現在使用中のWindowsのマシンに入力画面を引っ張ってきて操作するものを構築。
・ORCAの画面を単純に引っ張ってきたもので、既存のものと同時に使用できない。
(大牟田医師会)
・関心のある人が先駆的なものとして動いている状況である。

6)その他

6.閉会