小郡三井地区介護保険研究会講演会報告

日時:2003/2/21(金)17:30〜21:45
場所:医師会研修室
参加者:203名

講演会テーマ:「介護保険と感染症」
講演内容及び講師
@ 肝ウイルス感染症 講師:中原俊尚先生
・ 今回はウイルス肝炎の基礎についてのお話をして頂きました。
・ 肝炎を起こすウイルスにはAからEまでの 5種類があり、AとEは水系感染症で、生の魚介類を経口的に接種して、発症し、一過性で、慢性化しないといわれています。
・ 一方BとDとCは血液や精液などを介して感染し、慢性化します。特にBとC型の肝炎は慢性肝炎から肝硬変さらに肝癌を併発する経過をたどります。
・ D型肝炎はB型肝炎の保菌者や肝炎患者さんに併発して発症します。
・ このようなウイルスを持つ方を介助する場合には、オムツなどの取り扱いに気をつけましょう。

A呼吸器感染症   講師:白石恒明先生
・ 呼吸器感染症については白石先生がスライドを駆使して、現在問題になっていますインフルエンザ感染症について、その種類、感染ルート、発症形式さらに予防方法や隔離等について詳しく話された。
・ それから市中肺炎原因菌について、肺炎球菌が最も多く、インフルエンザ桿菌、クラミジア、マイコプラズマ等が主な原因菌です。ブドウ球菌の中で、メチシリン耐性ブドウ球菌(MRSA)があり、ほとんどの薬が効きません。通常はあまり発症しませんが、免疫力が落ちた方が発症すると重篤になります。
・ したがって発症した患者さんや保菌者を隔離して、広まらないようにする工夫が必要です。その仕方を詳しく説明された。

B皮膚感染症    講師:永田正和先生
・ 今回は「疥癬」のお話をして頂きました。
・ まず菌を見つけることが重要です。
・ 安易に湿疹として治療すると重篤なノルウェー疥癬になります。
・ 直接感染(人と人の接触)と間接感染(汚染された衣服やふとん等からの感染)があり、徹底して駆除しなければ、うまくいきません。
・ 永田先生の軽快なおしゃべりとスライドが大変好評でした。

各講師の先生方には、無償奉仕であるにも係わらず、大変熱心に講演を行って頂き、参加者からも非常に好評でありました。時間が足りなかったために講師の先生方には話辛かった面が見受けられ、その点を主催者としては大変申し訳なく思っています。またいつか機会を見て、続編の感染症講演会を是非行いたいと思っております。
報告:毛利、柳