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平成14年度久留米地区保健医療圏結核・感染症対策連絡協議会
日時;平成15年3月26日(水)
場所;久留米総合庁舎 2階大会議室
1.開会
所長挨拶;開催に至る経緯と目的について話された。
その後各出席者の自己紹介が行われた。
2.議題
(1)結核・感染症・食中毒の発生状況と発生時対応の問題点
1)発生状況
・久留米地区の結核の罹患率や有病率は福岡県のそれよりも低い。
・管内の結核新規登録患者数は9歳以下ではゼロで60歳以上が過半数を占めている。
・平成14年度の新規登録患者数は102名で男67名、女35名で47名に合併症あり(重複している者もある)
・平成13年度の新規登録患者は136名でそのうち40名が塗沫陽性だった。
・食中毒は平成13年は平成12年に比べ減少している。
・5月頃から増え始め、夏場にピークを迎える。
・原因菌をみると、カンピロバクター、大腸菌、サルモネラ、腸炎ビブリオ、小型球形ウィルス等の少ない菌数あるいはウィルス数でも発症可能なものが上位を占めている。
2)発生時対応について
・結核の診断がついた時点で2日以内に主治医は保健所に届出しなくてはならない。
・病原性大腸菌についてはベロ毒素が陽性でなければ保健所に届ける必要なし。陽性であれば24時間体制で受け付ける。
(2)施設における集団感染対策
1)施設内感染の発生状況とその対策
・平成14年度の接触者健診で施設内の結核の新規登録者は病院で20名、診療所で21名と医療機関での発生が多い。
・早期発見・早期治療が大事。4年前の某高校の集団発生時は、一人の生徒が1ヶ所でなく4ヶ所の医療機関を受診した為、胸写等を撮られる事もなく、発見や診断治療が遅れ、その為集団発生してしまった。
2)院内感染予防対策について
聖マリア病院血液内科医長の今村 豊先生から聖マリア病院内での取り組みについてスライドによる説明があった。
(3)予防接種
1)予防接種の実施状況
・麻疹の摂取年齢に幅がある為、年齢別の接種率が判断できない。
・BCG接種は生後余り早く行うと、上腕が短く、縦に2ヶ所接種すると三角筋に掛かり、後にケロイドの原因になる。
・今のBCG接種のやり方をしているのは日本だけで、他の国は切開法等違った方法で行っている。
・BCG接種をもっと楽にする為、針管の深さをもっと浅く出来ないものかの意見あり。
2)予防接種センター
久留米大学内に設置されている。重い心疾患や特殊な疾患で治療中の方で、一般の医療機関では予防接種が無理な場合に受け付けている。その他海外渡航者で狂犬病の予防接種が必要な場合も行っている。
3)予防接種の最近の動向
(4)感染症サーベイランス
(5)その他
1)学校における結核定期健康診断の変更と対応について
2)動物由来感染症
3)その他(ウエストナイル、原因不明肺炎)
・重症急性呼吸器症候群(SARS)については、先ず関東等の大都市で発生しだんだんに拡大していくと思われるので、久留米まで発生することは先ずないだろう。
・普通の肺炎でも原因菌の特定は50%ぐらいで、SARSは、そのうちの何万分の一の確率になり、特定するのは無理。
・感染力はさほど強くないと見られている。医療関係者等の濃厚接触者等が感染している。
・万一そのような患者が来院しても普通の風邪と区別が難しい。
・手に余るようであれば久留米大学感染対策委員会に連絡してください。
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