子 供 達 バ ン ザ イ
 小郡三井 中原 俊尚

 学校健診で小学校に行き、時に子供と話をする。子供たちと話すことが好きなので、単純に「学校は好き?」と聞いてみる。ほとんどの子供は好きと答えるが、中には今は好きではないが少しずつ好きになろうとしていると言う子供もいる。「学校好き」と答えられるとうれしい。先生の子供への接し方が良いのだろう。4、5、6年生で自分の意志で続けている部活やスイミングクラブなどのスポーツ(運動)、塾、ピアノなどの習い事をやっている子供は目の輝きが違う。目的が何か具体的にあるからだと思う。しかし塾に行っている子供の中で親が学校は行くだけで塾だけで良いと言うような考え方の場合、しかもそれが挫折した時、将来どうなるか心配である。
 本来家庭での教育、躾が先に有り、集団生活の場として学校、そして社会へと広がって大きな集団で調和した人たちが社会を動かすはずである。もっと大切なことの中心は家庭での安らぎである。家庭での教育、躾が不充分なら子供たちの心にも安らぎは生まれない。先生方もPTA活動、教育委員会の仕事が多く最近は子供と接する時間も少ないようだが、子供達はやる気、躾に飢えており、今こそ家庭での教育、躾が基本であることを再確認してPTA、教育委員会も子供の目線に立ち、先生も子供達と直に接する機会を増やし、子供に夢、目的を持たせる教育をすれば良いのではないかと考える。子供はどこまでも伸びる。未来の可能性を創るのは親、先生方、そしてこうやって健診をしている我々など、子供を取り囲む全ての人々である。そして逆もまたあり得るのである。こんなことを考えながら時には雑事と言われがちな「健診」を楽しみながらやっている。