電子カルテシステムについて

 小郡三井 白石 恒明

 電子カルテシステムについての意見を述べさせていただきます。
 医療改正に伴い電子カルテが容認されて1年近くなります。しかし、本当にペーパーレスでいいのか疑問です。たとえば、電子カルテにしても、画面に記入した記載をプリントアウトしてカルテに貼るようなことをするのなら電子カルテの意味が半減しますし、窓口業務でも診療報酬の裏書きを書かなくてはいけないならば意味がありません。このようなことでは、紙のカルテが必要となります。また、私の医院は従業員6名程度であり、診察室、処置室、受付が隣同士ぐらいの医院です。声をかければ聞こえますし、カルテを運ぶのにも手間はかかりません。コンピューターの画面に臨床所見、処方、検査所見などを打ち込むよりも、手書きした方が早いかもしれません。
 私は電子カルテが、総括的な医院および患者さんの管理、運営に極めて有用であることは、重々承知しているつもりですし、私の医院でも検査データは電子メールで計時的に送られてきますし、レセプトコンピューターも導入しています。しかしながら、よく見かける電子カルテシステムは高額ですし、大病院では有意義と思いますが、私の医院のような零細医院では導入するのは如何なものかと、思っています。自分の医院に見合うIT化は必要と思いますので、だれか小規模の医院に適応し、コンピューター同士の互換性があり今使用しているコンピューターが利用できるようなシステムを考えてください。
IT革命で何事もコンピューターがやってくれて、ペーパーレスで総てをやれる時代はまだまだ先のようです。それまでは人的労力を如何に有効に利用するかを考えるしかないかもしれません。