| ごまめの独り言 |
| 小郡三井 西原 貫二 60歳を過ぎて、あとの人生はご褒美のような気分だ。肩の力がぬけて、若い先生方には不謹慎だけど、今の複雑怪寄な医療問題や政治経済問題などに関心が薄れてきた。それでも、云いたいことも少しは有ります。だいたい小泉総理のお題目「改革なくして・・・」が、さっぱり理解できない。死んだ祖母が、意味の解からない話を唐人の寝言と云っていたが、まさにその雰囲気だ。構造改革したら、どんな具合に成長するのだろうか。判らないから反対する資格もないけど、ただ医療改革のなかで、特にコンビニで薬を売るのを許可すると聞いて、びっくりした。これは薬剤師はいらないと宣言したようなもので、いただけない。もし風邪薬の副作用がでても、アルバイトのお兄ちゃんには文句も言えないでしょう。このことは薬販売の利権という小さな問題ではなく、国民の生命・健康をまもる国の責任にかかる大事なのに、どうやら個人責任に転嫁されて逃げられそうだ。日本医師会は学術団体として、つぎつぎに打ち出される理不尽な国の医療改革にたいして、もっと
強硬に抗議すべきです。もう一つびっくりしたのは、先日の日医ニュースの記事で、昨年と今年の4月から6月までの医療機関の収入の比較が記載されていました。これによると、一般の診療所は約5%もの減少で大変だ大変だとコメントがありました。当院は外総診がはずされて20%以上の減収になったので面白くないが、6年前に戻しただけだから文句あるかと説明されれば、その通りです。気づくのが遅かったけれど、国会議員の先生方には、国の医療に対して理念もやる気もないようだ。彼等が医師会の会合に出席して何か話す時は、耳にここち良いことばかり並べながら、実現出来ないのは百も承知の確信犯かも。我々に大した集票力が無いのはとっくにばれており、熱が入らないのは仕方ない。厚生族として沢山の先生方が名を連ねているけど、ここだけの話、山賊のような顔が多い。いまさら医師会から一人か二人の代表者を国会に送っても焼け石に水、悪性腫瘍の全身メタ、余命いくばくも無いように見えるのは僕だけか。滅茶苦茶な改革が進んで、食えなくなったら、もう何をするか判らないからね。ついでにもう一つ、血圧とコレステロールの正常値がどんどん低くなってゆくのは、何か変だ。エビデンスを進軍ラッパに、薬をどんどん出すのは気が乗らぬ。 |