平 和 台 球 場

小郡三井 蒲池 壽

おさない頃、福岡市平和台球場にナイターを観に行ったことがあった。どんたくシリーズである。場内の掘割の橋を渡ると右方向に坂を上って行く。子供の頃であったので巨大な球場が目の前に現れる。赤い土と芝生のグランドでありカクテル光線の下で西鉄ライオンズの試合を楽しく観た事を憶えている。現在の福岡ヤフードームと違いノスタルジックな感じを思い出す。ジェット風船はないもののライオンズの応援は今のホークス同様に子供の目からは華やかなものであった。今のドームは蚊には喰われない。しかし星空も見えず昼でも閉鎖された空間で野球が開催されていて、炎天下の野球をやった者にはなにか好きになれない感じがある。やはり私はデジタル的でなくアナログ的人間なのであろう。中学から大学まで野球をやったが、親に連れられたナイターを見て野球に憧れたような気がする。大学のどのようなクラブでも同じであろうが、特に夏の炎天下に開催される西医体での準硬式野球遠征は青春のよい思い出である。現在はOB会現役組の親善試合に誘われるが捻挫骨折しそうでお断りしている。
 先日TVで池永正明氏の朴訥な球界復帰報道をみた。池永さんと時々お会いする機会がある。やはり男池永と再認識した。男性はこの様でなくてはならない。思えば平和台球場に通う事をやめたのもその頃以降のような気がする。福岡大学に進学したが一度も平和台球場へはいかなかった。ライオンズが去って平和台球場もなくなり福岡ドームにも近頃は年1回行けばよいほうである(行くと必ずといってよい程逆転負け)。池永氏の球界復帰、ホークスの連戦連勝のTVを見ていると家族と一緒にドームに行ってみようという気になってきたぞ。城島、松中、ズレータ、日本一目指してがんばれ。