一般社団法人 小郡三井医師会

病気と健康の話

  • リンパ節腫大
  • 投稿者:名取医院 院長 名取 一幸

今回は、リンパ節腫大に関してお話をします。リンパ節腫大とは、からだのリンパ節が腫れている状態を意味します。外側から触れる場所では、触診でわかりますが、からだの内部で腫れている場合は、超音波検査や、CT検査、MRI検査等しか確かめられません。外側から触れる場所は主に、頚部・腋窩部(わき)・ソ径部(足のつけ根)があります。
腫れる原因としては、反応性腫大と、腫瘍性腫大に大きく分けられます。反応性腫大の原因としては、微生物(細菌やウイルス等)などの感染から生体を防御する為です。腫瘍性腫大とは、その名の通り、腫瘍によって腫れてくる事を意味します。この2つを区別する為に、最終的には、リンパ節生検といって、実際に腫れているリンパ節をとって調べなければなりません。
腫瘍の中には、悪性リンパ腫・白血病等の他の血液腫瘍・肉腫・転移性腫瘍等があり、更に詳しい検査が必要になってきます。
全身のリンパ節が腫れてくる(進行度によって違います)悪性リンパ腫は、大きくホジキン病と、非ホジキンリンパ腫に鑑別され、病気の進行(予後)が大きく異なってきます。ホジキン病の方は、比較的若い人に多く、経過は良好で、非ホジキンリンパ腫は、組織(リンパ節生検の結果)によって経過は様々です。その中には、白血病化するタイプも含まれています。頻度的には、非ホジキンリンパ腫が殆んどです。治療は、放射線療法や化学療法(抗癌剤)になります。
皆さんがもし、自分のからだのリンパ節が腫れている事に気付いたならば、1度は診察を受けた方がいいでしょう。

平成18年9月

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