一般社団法人 小郡三井医師会

病気と健康の話

  • 尿管結石について
  • 投稿者:蒲池医院 院長 蒲池 壽

尿管結石は腎臓から膀胱に至る尿管に石がつまり激しい腰部痛、下腹部痛が出現します。内科外科での腹部レントゲン写真、腹部超音波検査で腎臓結石のある方が腰部痛、下腹部痛、目に見える血尿がある場合は尿管結石の可能性があります。結石の原因は尿に含まれるカルシウム、マグネシウム、尿酸などの成分が過飽和状態になって結晶化したもので夏季に水分摂取量が少ないと結石が腎臓で発生し、涼しくなった秋口に尿管結石発作が起こる傾向にあるようです。尿管結石の再発率は日常生活を改善しない場合かなりの頻度(80%)となり、結石を作りやすいとされているホウレン草、チョコレート、ビール、レバーなどを避け、食物繊維をたくさんとって、バランスの良い食生活を心がけましょう。尿管には3ケ所とおりにくい部分があり、その部位で結石の通過障害が発生すると尿管を刺激、腎盂の内圧が増強による痛み(疝痛)が出現します。治療は結石が1cmより大きい場合尿管を通過しづらくなり経尿道的に結石破砕術(TUL)、対外衝撃波(ESWL)による結石破砕術を行います。結石が小さい場合は自然に体外への排出をまちます。痛みがあれば痛み止めを使用し水分を多めに摂取します。尿管結石が考えられる場合は泌尿器科の診察をうけましょう。

 

 

 

令和5年11月

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