予防接種マニュアル (小郡三井医師会会員用)

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アナフィラキシー発生時の対応

アナフィラキシーの症状(数分以内に起こる)    
A:皮膚症状   皮膚のかゆみ、発赤、じんましん    
B:呼吸器症状  声のかすれ、ゼロゼロ、呼吸困難、チアノーゼ    
C:循環器症状  頻脈、低血圧、不整脈

アナフィラキシーの治療  
A 皮膚症状が出現したらボスミンの皮下注、アタラックスPの筋注を行う

1)0.1%ボスミン(エピネフリン)0.01ml/kgを接種部位に皮下注。
1mlのツ反用注射器を使う。改善なければ10ー20分毎に反復。
体重 5kg 10kg 15kg 20kg 30kg 50kg
ボスミン 0.05ml 0.1ml 0.15ml 0.2ml 0.3ml 0.5ml
2)アタラックスP(塩酸ヒドロキシン25mg/ml)を0.5-1mg/kgを筋注。
体重 5kg 10kg 15kg 20kg 30kg 50kg
アタP 0.1ml 0.2ml 0.3ml 0.4ml 0.6ml 1ml

B 呼吸器症状や循環器症状を伴う場合には二次病院への搬送を前提とし以下の処置を行う

1)気道確保、酸素投与
2)ソリタ1号などのK-Free輸液を100-200ml/時間で輸液
3)気管支攣縮にはネオフィリン(アミノフィリン25mg/ml)4-5mg/kgを5%
ブ ドウ糖液20mlなどに混じてゆっくり静注する。
体重 5kg 10kg 15kg 20kg 30kg 50kg
ネオフィリン 0.8-1 1.6-2 2.4-3 3.2-4 4.8-6 8-10ml
4)ヒドロコルチゾン(サクシゾン、ソルコーテフ)100-200mg静注。ただし
即効性が劣るため第一選択はやはりボスミン(エピネフリン)である。

C けいれんが起こった場合の処置

ダイアップ坐薬を使用する(0.3-0.5mg/kg)     

10kgで4mg   15kgで6mg  20kgで10mgを挿入   

または、輸液が確保されていれば、セルシン(10mg/2ml)を静注する。
0.03ml-0.05ml/kgを静注し反応がなければさらに 追加する。呼吸抑制があるので十分注意する。


救急対策備品例

1)アンビューバック  
2)血圧計  
3)ディスポーザブル注射器[1ml(ツ反用)、5ml、20ml]  
4)小児用輸液セット、23G翼状針、23G注射針  
5)駆血帯  
6)5%ブドウ糖液20ml、生理食塩水20ml  
7)ソリタ1号200ml、ソルデム1号200ml  
8)ボスミン(エピネフリン1mg/ml)  
9)アタラックスP(25mg/ml)
10)ネオフィリン(アミノフィリン250mg/10ml)
11)ハイドロコルチゾン(サクシゾン、ソルコーテフ)
12)ジアゼパム(坐薬:ダイアップ4、6、10mg)(静注:セルシン10mg/2ml)