予防接種マニュアル (小郡三井医師会会員用)

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接種不適当者または接種要注意者

 接種医は保護者の理解、問診、診察において問題点があれば、安全のためその日の接種を中止し、次の接種機会の確保がはかられるよう努力する。  

予診表の各項目への対応  

1)体温  
明かな発熱を呈しているものは37.5℃以上と考える。
従って37.4℃以下に接種する。
但し日常の体温を聞き、参考にして判断すること。いつもより高い場合は再検してみると良い。  

2)説明書の事前確認
『いいえ』の場合は施設所内で読ませる。  

3)『今日、体の具合が悪い』場合はその日の接種を中止する。  

4)最近1ヶ月以内の病気        

対応策     
(1)おたふく、水痘、風疹、麻疹    → 治癒後4週間の間隔をあける         

(2)ウイルス性発疹症(手足口病、突発性発疹症、伝染性紅斑)、
溶連菌感染症、ロタウイルス感染症 →治癒後2−4週の間隔をあける

(3)かぜ症候群、気管支炎、肺炎などは、かかりつけの医師の指示や予診医の判断にまかせる。かかりつけ医が許可していても、予診医が不適当と考えた場合は中止する。

(4)抗生剤がワクチンに影響を及ぼすことはなく、それ自体が中止の理由にはならないが、被接種者の状態により接種を判断する。   

5)基礎疾患をもつ子どもへの対応      
 神経疾患、心臓病、腎臓病、血液疾患、悪性疾患などの基礎疾患をもつ子どもの場合、主治医や専門医に相談して(許可をもらって)行う。  

6)ひきつけ     
 単純性熱性けいれんの場合、発熱時の対応ができる場合は一般児と同様に接種する。単純性熱性けいれんかどうか判断に迷う場合は3ヶ月ほど発達に問題がないかどうか経過観察を行う。集団接種の場合も同様にとりあつかうが、予診医が疑問がある場合は中止してもよい。   

 主治医は、児が集団接種に臨む場合、前もって『単純性熱性けいれん』であることを母子手帳などに記し、集団接種で予診医が困らぬように配慮する。  

7)アレルギー性疾患       
 じんましん、気管支喘息の憎悪期は接種は避ける。じんましんの原因が以下の場合は接種不適当である。

アレルゲン ワクチン
インフルエンザ
カナマイシン おたふく、水痘、風疹、麻疹
エリスロマイシン ポリオ、おたふく、水痘、風疹
ストレプトマイシン ポリオ

 

ガンマーグロブリンを受けた後の予防接種

 200mg/kg以上のガンマーグロブリン投与を受けたものは、麻疹、風疹、おたふくかぜ、水痘ワクチンの接種を6ヶ月以上あける必要がありますが、ポリオ、BCGその他の不活化ワクチン(三混、二混、日脳、インフルエンザなど)は病気(川崎病など)が治癒しており主治医の許可があればすぐにでも可能です。